Shadowrocketの設定をバックアップ・移行する方法|iCloud同期、Configの書き出し、新しい端末での復元

iCloud同期の設定方法、Configファイルの書き出しと保存、新しいiPhoneやiPadでサーバー、サブスクリプション、ルールを復元する手順を順に解説します。

この記事の概要

機種変更の前に旧端末を手元に残し、Homeの接続情報、サブスクリプションの取得元、Configファイルをそれぞれ保存します。iCloud同期は端末間でデータを引き継ぐために使い、個別の書き出しは復元用のバックアップとして保管します。利用中のサービスとサブスクリプションがあり、iPhoneやiPadの機種変更を予定している方向けに、確認、同期、書き出し、復元、動作確認の5段階で手順を紹介します。

1. 接続情報、Config、システムの許可を区別する

ShadowrocketのConfigファイルは、アプリ全体のバックアップとは異なります。Homeのサーバーとサブスクリプション、Config内のルールファイル、Settingsの動作設定、システムに保存されるVPNの許可は、それぞれ別の要素です。ルールファイルだけをコピーしても、サーバーのパスワードやサブスクリプションの取得元、自動接続の条件まで移行できたとは限りません。

3つの確認場所
アプリ内のHome / Config / Settingsを個別に確認
4つの接続モード
Global Routing:Proxy / Direct / Config / Scene
2つのバックアップ
旧端末に元データを残し、別途書き出したファイルも保存

結論:移行完了の判断は、新端末で項目ごとに確認してから

「ファイルがiCloudに表示された」だけで旧端末を初期化しないでください。新端末でHomeの項目、現在のConfig、実際の接続が正常であることを確認してから、旧端末を整理します。

移行する項目旧端末で保存するもの新端末で確認すること
サーバープロトコルの種類、アドレス、ポート、およびプロトコルごとに必要な認証情報Homeに項目があり、編集画面の各フィールドが揃っている
サブスクリプション元のサブスクリプションURL、グループ名、手動で変更した内容取得元を識別でき、個別に更新できる
Config現在のConfigファイル、ルール、外部リソースへの参照ファイルを読み込み、使用するConfigとして選択している
接続動作Global RoutingとSettings → On Demandの条件新端末のネットワークに合わせて再確認し、旧端末の状態をそのまま引き継がない
システムの許可旧端末で使用していた接続方法を記録初回接続時に、システムの案内に従ってVPN構成を追加

2. 旧端末のデータを確認してからiCloud同期を設定

まず旧端末のHomeを開き、サブスクリプショングループ名、手動で追加した項目、現在選択中のサーバーを記録します。次にConfigで使用中のファイルを確認してください。サブスクリプションから生成されたサーバーを直接編集したことがある場合は、その変更内容も別途保存します。サブスクリプションを更新すると項目が再生成されることがあるため、端末内の変更がサービス提供元に保存されているとは限りません。

元データを確認 同期を確認 別途書き出す 新端末で復元 接続を確認
  1. システムの「設定」からApple Account → iCloudを開き、同期に使うアカウントを確認します。2台で異なるiCloudアカウントを使用している場合、アプリのデータが自動的にもう一方の端末に表示されるとは限りません。
  2. iCloud Driveが有効になっていることを確認し、iCloudのアプリ一覧でShadowrocketのアクセス権を確認します。システムによって設定項目の名称や場所が異なる場合があるため、端末に表示される内容を確認してください。
  3. Shadowrocket → Settingsを開き、iCloud関連の項目を探します。同期スイッチが表示される場合はオンにし、画面に記載された同期対象を確認してください。個別項目の同期を、端末全体のバックアップと混同しないようにします。
  4. 端末をネットワークに接続し、iCloudの空き容量を確認します。その後、新端末でも該当するシステム権限とアプリ内の項目を有効にし、実際に表示されたデータを確認してください。
  5. 読み込み、復元、上書きの選択肢が表示された場合は、案内を確認し、旧端末と新端末の両方にあるデータを残してください。同じConfigを2台で続けて編集すると、どちらを残すべきか分からなくなる場合があります。

3. Configを書き出して、復元用のルールを保存する

Configを開き、保存するファイルが現在使用中のものであることを確認します。名前の似た古いファイルと取り違えないようにしてください。対象ファイルの操作メニューから、アプリの共有または書き出し機能を使い、システムの共有シートで「ファイルに保存」を選択します。操作場所は現在のアプリ画面で確認してください。エディタから一部のルールをコピーしただけでは、完全な書き出しになりません。

  1. 用途が分かるファイル名を付けます。たとえば travel-backup.conf のようにします。ファイル名はバックアップの識別に使うもので、Homeの全データが自動的に含まれるわけではありません。
  2. 自分でアクセスできるフォルダを選んで保存します。iCloud Driveに保存する場合はアップロードの完了を待ち、「ファイル」から開き直して内容を読めることを確認してください。
  3. Config内のリモートルール、スクリプト、その他のリソース参照を確認します。メインファイルを保存しても参照先の内容まで保存されるわけではないため、機種変更後もリソースにアクセスできることを確認してください。
  4. Configにサーバー情報、認証フィールド、非公開のリソースURLが含まれている場合は、機密情報として扱ってください。公開チャットに送信したり、一般公開したりしないでください。

以下は確認すべきルール構成を示すための例です。完全なConfigではなく、サーバー情報も含みません。移行時は元ファイルのルール順、適用先のポリシー、その他の設定セクションを維持してください。この例で既存ファイルを上書きしないでください。

[Rule]
DOMAIN-SUFFIX,example.com,DIRECT
IP-CIDR,192.168.0.0/16,DIRECT,no-resolve
GEOIP,CN,DIRECT
FINAL,PROXY

DOMAIN-SUFFIXはドメインのサフィックス、IP-CIDRはアドレス範囲、GEOIPは該当する地理情報データを参照します。FINALは、それ以前のルールに一致しなかったリクエストに適用されます。復元後にルールの順序を変更すると、ファイル名が同じでも振り分け結果が変わる場合があります。

4. サブスクリプションと手動サーバーを個別に復元する

サブスクリプションの復元では「取得元が残っていること」、手動サーバーの復元では「各フィールドが揃っていること」を確認します。この記事は、すでに利用中のサービスとサブスクリプションがあることを前提としています。当サイトはサーバーやサブスクリプションを提供、販売、推奨していません。サブスクリプションURLにはアクセス認証情報が含まれることがあるため、通常のメモや公開スクリーンショットとは分けて保管してください。

ポート番号は元の値を維持してください。たとえば旧端末の項目が 443 を使用していた場合は、まずその値で復元します。ただし、この数字だけではTLSが有効かどうかも、使用すべきプロトコルも判断できません。サブスクリプション更新後に項目数が変わった場合は、サービス提供元から現在返されている内容を確認してから、重複や不足の有無を判断してください。

5. 新しいiPhoneまたはiPadで順に復元し、動作を確認する

Shadowrocketはクローズドソースの有料アプリで、App Storeで買い切り購入できます。アプリの再入手と設定の復元は別の手順です。購入履歴が設定のバックアップになるわけではなく、アプリの購入にサーバープランは含まれません。主な対応端末はiPhoneとiPadです。その他のApple製デバイスへの対応状況とシステム要件、購入権の適用範囲はApp Storeページの記載をご確認ください。

  1. アプリを再入手:購入時に使用したApple IDでApp Storeの購入履歴からShadowrocketを探します。製品を確認する場合は、正規品の確認ページで公式アイコン、開発者名Shadow Launch Technology Limited、アプリID 932747118をご確認ください。
  2. 同期を確認:前述のiCloud設定を行い、HomeとConfigをそれぞれ開いて確認します。データが表示されている場合は、操作する前に内容を確認してください。一部のデータしか表示されない場合は、不足している項目を個別に補います。
  3. ファイルを読み込む:「ファイル」で保存したConfigを見つけ、システムの共有シートからShadowrocketに渡すか、Config内のファイル読み込み機能を使います。読み込み後にConfigへ戻り、使用するファイルを選択してください。
  4. サーバーを選択:Homeでパラメータを確認済みのサーバーを選びます。Global Routingも確認してください。ルールに基づいて通信を振り分ける場合はConfigを使用します。接続スイッチだけでルールが適用されていると判断しないでください。
  5. システムの許可を設定:接続スイッチをオンにし、システムの案内に従ってVPN構成の追加を許可します。旧端末での許可状態は、新端末での確認に代わるものではありません。
  6. 段階的に確認:まずConnectivity Testを実行し、次に普段利用しているサービスにアクセスします。テスト結果で確認できるのは接続状況です。すべてのルール、DNS、サブスクリプションの更新が正常であることまでは証明できません。

Global Routingでは、Proxyはすべての通信にプロキシを適用し、Directは直接接続します。Configは現在の設定に従い、Sceneは設定済みのシーン条件に従って処理します。移行後は、まず明確で確認しやすい接続モードに戻してください。Sceneの条件を確認する前に、旧端末で使っていたからという理由だけで同じ状態にしないでください。

6. 機種変更時の復元でよくある4つの疑問

iCloudを有効にしたのに、新端末に何も表示されないのはなぜ?

システムのiCloud Driveへのアクセス権、両端末のiCloudアカウント、Shadowrocket内に実際に表示される同期オプションをそれぞれ確認し、続けて空き容量とネットワークを確認してください。同期を「促す」ために旧端末のデータを繰り返し削除するのは避けてください。それでも表示されない場合は旧端末を残し、別途書き出したConfigと保存済みのサブスクリプションの取得元から、項目ごとに復元します。

Configを読み込んだのに、Homeにサーバーが表示されないのはなぜ?

まずファイルの内容を確認してください。ルールやDNSなどの設定しか含まれていない場合、Homeのサブスクリプションの取得元は復元できません。保存してあるサブスクリプション情報から再インポートするか、Home → Add Serverで手動の項目を追加し、その後Configで使用するファイルを選択してください。

サブスクリプション復元後、同じ名前のサーバーが2つ表示されたら?

まず、手動で追加した項目とサブスクリプションから生成された項目を区別し、同じ取得元を重複してインポートしていないか確認します。更新できることを確認したサブスクリプショングループを残し、バックアップを取ってから重複する取得元を削除してください。表示名だけでまとめて削除すると、特別なパラメータを保存した手動の項目まで削除するおそれがあります。

設定は同じに見えるのに、旧端末と接続動作が違うのはなぜ?

Homeで現在選択中のサーバー、Global Routing、Configで現在選択中のファイル、Settings → On Demandの順に確認してください。Connectivity Testに失敗する場合は、サーバーの各フィールドとネットワークを確認します。テストに結果が表示されても目的のサービスに問題がある場合は、ルールの順序とリモートリソースが読み込まれているかを確認してください。

7. 移行完了を確認してから旧端末を整理する

最終確認ではファイル名を比べるのではなく、新端末だけで日常の操作を完了できるかを確認します。少なくともサブスクリプションの更新、手動接続、Configの確認をそれぞれ一度行ってください。On Demandを使用する場合は、対象となるネットワーク環境でトリガーが動作することも確認します。この段階でも旧端末は、不足しているフィールドを確認できるよう残しておきます。

以上を確認してから、自分の端末の引き継ぎ計画に従って旧端末を整理してください。その後ルールや手動サーバーの設定を変更した場合は、別途保存したバックアップも更新します。唯一使えるConfigを、初期化予定の端末だけに残さないようにしてください。

アプリの入手と初回接続の手順

Shadowrocketを入手できるのはApp Storeのみです。公式アイコン、開発者名、アプリIDを確認してから、ガイドに沿ってサーバーを選択し、システムの許可を設定してください。設定の復元は別途確認が必要で、購入履歴だけでは完了しません。

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